飛行機に乗って


飛行機に乗って窓の外を見ていたら
隣の男が声をかけてきた

どんな仕事をしているのか
どんな役職なのか聞いてきて

そんなこと聞いて何になるのか
適当に受け流していたら

自分の仕事のことを話し出し
最高に楽しい仕事だと言っていた

そのあと僕はなんだか面倒くさくなって
眠ってしまったが

目が覚めるとその男はまた話しかけてきて
今日はいい天気でよかったと言っていた

これから友人と会うらしい
人懐こい目で僕のことを見ていた

しばらくすると
飛行機が滑走路に着陸した

お気をつけて
そう言って僕は先に飛行機を降りた

そういえば
あの男なんだかキツネに似ていたな

そう思ったら
本当にキツネだったんじゃないか

そんなことを思って
笑っちゃった

 

白い世界


雪景色
その美しさ
君は知ってるかい

寒い
寒い
それだけじゃない

冬の大地
雪に覆われた世界
晴れ渡り輝きに満ちた世界

と思えば
吹雪
あたり一面が真っ白

でも
その全てが美しい
白く染まる世界

その世界で
僕はソフトクリームを食べる
冷たくて甘くて

この真っ白な世界を
僕は食べる
そして一つになる

僕は納得する
素晴らしい世界
素晴らしい冬

美しい世界
笑顔になる
ここにいる幸せ

 

行こう


みんな忙しそう
みんな一生懸命

頑張って
働いて

給料をもらって
子供を育てて

嬉しそう
辛そう

そんな日常
そんな毎日

みんなの仕事は
誰の役に立っているの

人に誇れるの
子供に誇れるの

大事な仕事
本当に大事なの

仕事に一生懸命
ではなくて

何かを成し遂げること
それに一生懸命でありたい

だってそうだろ
そうさ

僕らが生きてる理由
考えてみよう

意味あることをしたいじゃないか
理屈じゃない

理屈じゃない
理屈じゃない

わかるだろ
わかっているだろ

遅くはない
これからだ

これからが
僕の真骨頂

行こう
 

家族


車がマンホールを越える音
やがてエンジンの音が聞こえてきて
ドアが閉まる音
玄関の扉が開き
階段を上がってくる音がする

家に帰ってきた
なんともいえない安心感
嬉しさ喜びいつものこと
子供のころの思い出
そんな日常

玄関が開く音
階段を上がる足音
気配
安心の空気
かけがえのない日常

それが僕の思い出
子供の頃の日常
こんな安心感
僕は与えられているのだろうか
僕の気配を感じてくれているのだろうか

わからない
でもわかったことがある
玄関を開け
感じる家族の気配
喜び安心嬉しさ

そんな家族
僕の理想
それが家族
素敵かどうかわからない
それでいいじゃないか

それが家族
 

メリークリスマス


サンタクロースはいるのかいないのか
そんなこと関係なしに
街はクリスマス一色になる

なんだか知らないけど
いつのまにか
家の中にもクリスマスが溢れかえる

テレビをつけても
雑誌を開いても
そこにはクリスマスがある

イベント
そう言ってしまえばそれだけだけど
なぜだか楽しくなる自分がいる

クリスマスソングがラジオから流れてくる
ちょっとウキウキして
ちょっと寂しくなる

クリスマスは
年の終わりを知らせる便りだからかもしれない
希望に満ちて始まった一年の終わり

美しく終わらせるための儀式
辛かったことや嫌なことを忘れ
新しい一年に希望を抱くためのイベント

クリスマス
僕らはドキドキワクワクすることで
忘れ考え感じる

そして新たな一歩を踏み出すため
心に新鮮な息吹を吹き込むため
次に向かうために

だから
思いっきりクリスマスに浸ればいい
メリークリスマス

 

テレパシー


暖かさと冷たさと優しさ
混じり合って僕に降り注ぐ

僕はわからなくて
笑っているだけ

だけど僕は真面目だ
真剣なんだ

優しくしてくれ
僕を思っておくれ

それは僕からの見方
僕らは僕だけではない

だから僕らは見つめ合う
話し合ったりはしない

それが僕らの流儀
呼吸

テレパシー
そんなものかもしれない

やがて僕らは微笑み
いつのまにかに笑い出す

声をあげて笑い出す
嬉しくて楽しくて

こんな日常
テレパシー

そんな僕ら
それが僕ら

 

知らない美しさ


夜明け前に家を出て
駅に向かって歩いていた

目の前の空が赤く色づき
輝きが滲み出していた

これから始まる一日
また太陽に会える喜び

綺麗だな
そう思って後ろに誰かいるのに気がついた

振り向くと
そこには大きな満月が美しく輝いていた

夜の終わりを知らせる
圧倒的な月の存在感がそこにあった

その美しさは神秘的で
これまで見たこともないものだった

これだから参っちゃうよな
知らないことが沢山

そう思って
僕は向きなおり笑顔で駅に向かった

素敵な一日の始まり
最高の一日の終わり

知らない美しさがそこにはあった