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僕の詩


僕の詩を送ります
君に

なぜ詩を送るかって
僕のこと伝えたいから

手紙じゃダメなのかって
詩が僕の手紙さ

言葉で伝えられるなら
話したほうがいい

話して伝わらないことや
言葉で伝わらないこと

僕は詩で伝えたいのさ
詩は言葉ではないんだ

詩は詩であって言葉ではない
だから全てが伝わる

それはね
詩を送るほうと送られるほう

両方が感じ合わなければ伝わらない
それが詩なんだ

詩はテレパシーなんだ
新しい言葉なんだよ

だから
素敵じゃないか

みんなに見られたって
かまうもんか

恥ずかしくなんかないよ
だって僕の詩は君にしか伝わらないから

 

 

僕の記念日


あの日
僕は海に向かって車を走らせていた
何か目的があったわけじゃない
自然に会いたかった
そんなことを思っていた

あの日
海は荒れていた
お前のことなど気にかける余裕はない
そんなふうに白い波を立て
僕を追い払うような海だった

あの日
僕はそんな海に挑戦したかった
お前なんかに負けないぞ
なぜだかそんなふうに思い海に飛び込んだ
荒れ狂う海に単なる人間が飛び込んだ

あの日
あっという間に僕は海に飲み込まれ
海の奥底に叩きつけられ
海の底から海面の明かり輝きをみていた
それが最後の光景

あの日
僕は無謀な挑戦を仕掛けた
何の目的もない
中学生が教師に反抗するようなもの
僕はあっけなかった

あの日
僕は自然になった
僕は自然と一体となった
不思議なものだ
なりたかった僕になった

あの日
僕は無謀であっけなかった
単なる人間だった
だけど僕はなりたかった自分を見つけた
僕は自然になったんだ

あの日
僕は僕を見つけた
あの日
僕は僕になれた
僕の記念日

 

怒る


僕は怒ってばかり
何に
世間に
会社に
ニュースに

僕は怒ってばかり
何に
僕に
僕自身に
全く情けない

僕は何で怒ってる
僕が不甲斐ないから
僕が情けないから
僕が格好悪いから
僕がついてないから

僕のせいじゃないか
人のせいにしてはいけない
世の中のせいにしてもいけない
全ては僕のせい
僕は僕自身で受け止めなければならない

そう考えたら
怒る必要なんてない
全て僕の問題だから
僕がどう思うか
僕がどう考えるか

怒って何になる
怒っていいことがあるなら怒ればいい
それで世の中を変えていけばいい
変えられないなら怒るな
それは自分の問題だから

僕は怒る
自分の不甲斐なさに怒る
それだけ
そして
自分が誇れる自分になるよう努める

それが怒るということ
全ては自分
全ては自分だ

 

 

素敵な僕


今日はね
いいことがあったんだ
僕の好きな彼女
彼女に声かけられた
そして彼女に褒められた

人に褒められるって嬉しいよね
それが彼女
最高だよ
こんな幸せないよ
羨ましいだろ

僕はね
人に褒められるために生きているんだ
もちろん誰でもいいわけじゃない
彼女
彼女じゃなきゃダメなんだ

そんな彼女に
今日褒められたんだよ
すごいだろ
最高だろ
彼女はすごいんだよ

何がすごいって
褒められた僕がすごいんじゃない
彼女に褒められたことで有頂天になる
こんな僕にしてしまう
彼女がすごいんだ

すごいよね
彼女は生きている
人に(僕のことだけどね)希望を与えられる
そんな自分に
なりたいじゃないか

だから僕も
彼女みたいになりたいんだ
いつか
なれるように
頑張るんだ

本当のこというと
僕が希望を与える相手
それは彼女
彼女のためにそんな自分になりたいんだ
素敵だろ

 

笑顔


銃を持て
やつをやっつけろ
ちがう
やつらだ
みんなやっつけるんだ

なぜなら
僕らが生きるため
僕らだけが安心した暮らしを得るため
僕らだけが幸せになるため
他のやつらはどうなったっていい

だから
銃を持て
やつらをやっつけろ
一人残らずだ
報復されたら困るからね

こんな世の中
こんなニュースばっかり
なんて世の中
平和を
みな平和を求めるべきだ

本当にそう思っているのかい
銃を持ってないだけで
君も同じことをしていないかい
自分だけ
自分だけ幸せになればいい

そのためには
相手が不幸でなければならない
だから
相手をやっつける
あいつらをやっつける

こんな日常
こんな毎日
こんな世の中
それで
何が平和を求めるだ

嘘つくのもいい加減にしな
偉そうに
わかったようなこと言うんじゃないよ
もっと
考えなよ

わかるだろ
すべきこと
僕らがすべきこと
自然を愛し
自然に愛されることだ

それが本質
それが生きること
わかっている人もいる
顔を見ればわかる
いい顔をしている

そんな自分になりたいじゃないか

 

 

自由


自由になりたかった
自由になったら退屈だった
自由になったら寂しかった

僕は自由だった
僕はそのことを知らなかった
僕は無知だった

僕はなんでもできるのに
僕は自由なのに
何もしないだけだった

それなのに
自由になりたい
なんて思っていた

自由
僕は誰かのせいにしていた
誰かが僕に何もさせないでいると思っていた

思い込んでいた

僕は自由だった
僕はいまも自由だけど
僕は何もできない

だから僕は孤独だ
だから誰かに助けてほしい
何て思ってはいけない

だって
僕は自由であるべきだから
僕が僕であるために

僕は自由でなければならない
だから
僕は自由であり続ける

自由な僕であり続けるために
僕は僕であり続ける
それが僕が僕であることだから

 

桜よ桜


桜よ桜
あなたはいつからそこにいるのですか
いつから私たちを見てきたのですか
いつまで私たちを見てくれるのですか

桜よ桜
私たちはあなたを見て喜びあい笑いあってきました
でも違うのですね
見ていたのはあなたのほうだったのです

桜よ桜
どうか教えてください
私たちは幸せでしょうか
私たちは何か変わりましたか

桜よ桜
あなたは何も変わりません
こんなにも真っ黒な木に
こんなにも可憐な花をさかせるあなた

桜よ桜
どうかこれからも私たちをお守りください
あなたを見て喜び楽しむ私たちを
見続けてください

桜よ桜
強くて可憐なあなた
あなたは私たちのあこがれであり
私たちの命

桜よ桜
あなたはあの人
ずっと見続けてください
どうかいつまでも見続けてください