ここにいる

 

ランプを買ったんだ

中には大きなロウソク

 

ベランダに置き

灯が揺らめく

 

夏の夕暮れ

夕焼け色が映ったかのよう

 

しばらく

見つめ続けていると

 

窓に写ったもう一つのロウソク

その後ろには僕らの姿

 

灯は

明るくなったり暗くなったり

 

はかなげに

かよわげに

 

揺れて

揺れて

 

消え入りそう

失くなってしましそう

 

そんな灯だけど

1000℃位あるらしい

 

誰よりもエネルギーに満ちて

力強い炎

 

触ってみればわかる

触らないけど

 

あの輝きに満ちた

太陽と同じ

 

みな

同じ

 

儚くて

とてつもなく強い

 

そんな僕らが

ここにいいる

夏の日

 

夏休み

お盆をすぎると

 

変わる

なにかが変わる

 

景色も空気も

気持ちも

 

なぜ

不思議な習慣

 

お盆に

帰ってくる

 

キュウリの馬に乗って

迎え火で迎える

 

数日を

皆で過ごし

 

満足かい

楽しんだかい

 

嬉しくて

悲しくて

 

不思議な

時間

 

もう行かなきゃ

時間だから

 

ナスの牛に乗って

送り火で送られる

 

今年も暑い夏が

終わろうとしている

 

満開のサルスベリの木

昔からあったのかな

 

気が付かなった

こんな美しい花

 

僕らは

何かに気づきながら

 

新しい夏を迎え

新しい夏を終える

揺れている

 

ゆらゆらと

揺れていた

 

地震かな

大きいのがやってくるのか

 

でも

揺れていない

 

揺れていたのは

僕だった

 

グラグラ

ゆらゆら

 

どうしたのだろう

どうしてもいない

 

グラグラ

ゆらゆら

 

酔ってるわけでもない

熱があるわけでもない

 

なぜだか

揺れている

 

まわりが揺れていないということは

僕が揺れているということで

 

揺れている僕は

他人からはそう見えなくて

 

揺れていることは

僕にしかわからない

 

一体何が揺れているのだろう

一体何が揺れてないのだろう

 

グラグラ

ゆらゆら

 

身を任してみよう

地球だって回転してるんだ

 

揺れていないほうがおかしい

そうおかしいんだ

 

だから

僕が普通なんだ

 

グラグラ

ゆらゆら

 

気がついてよみんな

こんなに揺れてるんだよ

スーパースター

 

ホームラン

打ってみたい

 

160キロ

投げてみたい

 

赤いユニホーム

かっこいい

 

縦縞のストライプ

かっこいい

 

あの場所から

観客席を見てみたい

 

歓声を聞いてみたい

スポットライトを浴びてみたい

 

でも思う

あのスーパースターは幸せなのかと

 

幸せは

人それぞれだから

 

苦しくて苦しくて

あの場所でも苦しくて

 

だけど笑って

楽しいという

 

それが仕事だから

それがスーパースターだから

 

僕の仕事は

平凡で皆がしていることだけど

 

苦しくて苦しくて

ごまかし笑ってなんとも無いふりして

 

もしかして

スーパースター

 

そんなことないか

でも自分次第

 

スーパースターは

誰だ

 

僕の

 

君が熱狂していたものは何?

君が熱狂しているものは何?

 

僕に教えてくれないか

僕は知りたいんだ

 

熱狂

狂うほど夢中になれるもの

 

何も考えずに

集中できるもの

 

気がつくと

余計なことばかり考えて

 

恥ずかしい

みっともない

 

そんなことばかり考えて

対面を取り繕う僕がいる

 

だから

知りたいんだ

 

熱狂

教えてほしい

 

僕に聞いているんだよ

教えてほしい

 

僕の熱狂

 

日常

 

ウンベラータが

アラよって言ってる

 

先週

葉っぱが全部落ちてしまった

 

それから一週間ちょっと

ミョウガみたいな芽から

 

あれよあれよ

生まれたてのセミみたい

 

柔らかな

瑞々しい葉っぱ

 

次から次へと生まれだし

いつもの姿に戻ってた

 

ただの棒のような幹に

手でお盆を持つような葉っぱ

 

その姿は

アラよって言ってる

 

これからもよろしく

アラよ

 

いつもの日常は

こんな感じで続いていく

 

暑い暑い

夏の一日

夏の日

 

トウモロコシ

夏が似合う

 

焼いたり

茹でたり

 

香ばしくて

みずみずしくて

 

好き

夏の食べ物

 

僕は天ぷらが好き

君はスープが好き

 

トウモロコシ

地元ではキミと言うの

 

そう教えてくれた

へー面白いね

 

なんてことのない会話

なんてことのない日常

 

いつまでも続く夏

いつまでも続かない夏

 

また夏がやってきた