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黄金色の街


黄金色の街に
青い空と黒い雲

青い空はどこまでもどこまでも
澄んだ色のようで
その奥には黒い黒い
真っ暗な空間が透けて見える

黒い雲はこれから何かが起きる
前触れのような不気味さを携え
青い空とのコントラストが
その怖さを惹き立たせている

しかしその黒い雲は
もうすぐいなくなるはずの
太陽の光を受け
その隙間からまるで光線のような輝きが
行く筋もの光となって振りそそぎ
その強大な黒い雲にも
ところどころに
この世のものとは思えない
輝きを与えている

この光に照らされた黄金色の街
これからくる闇夜に備え
皆がいたことをはっきりと記憶させるために
はっきりと黒く長い影を与えてくれる

もう終わりだ
黄金色の輝きは
僕らこの世に存在するものすべてに
そのことを告げ
やがて薄暗くなり
漆黒の闇に包まれるまで
僕らの心をきれいに準備させてくれる
このあとは月光が僕らを眠りに
誘ってくれるはずだ

いつか本当の終わりが来るだろう
それまで僕らは
この大切な黄金色の輝きのなか
自分の人生を彩るのだ
そして僕らがこの世界を彩るのだ