雛人形が
優しく微笑む
この部屋で
僕らを見つめ
幸せな
空気
家族
笑顔
そんな一日
何を思う
何も
思わない
それが幸せ
気づかない
気づいた時
僕らは雛人形から卒業する
そんな幸せ
誰が知る
誰も知らないから
ひな祭り
皆が祝う
こころの記憶
僕らの記憶
永遠のもの
僕のカレー
カレーを作ったんだ
君に喜んでもらいたくて
玉ねぎをたくさん刻んで
甘色になるまで炒めて
カレー粉を入れて
いい香り
チキンカレーだよ
じゃがいもと人参も
トロトロトロトロ
時間をかけて煮込むんだ
辛いの苦手だよね
バナナやりんごも入れてみよう
トロトロトロトロ
みんなが溶け合う
みんなで溶け合う
みんなで美味しくなりますように
できたよ
美味しいとても美味しいカレーさ
暖かくて
ほっこりする
そんなカレー
僕の自慢のカレー
玉ねぎを刻んでいた時
涙が出てしょうがなかった
でも
美味しいカレー
食べてるいまも
涙が止まらない
美味しすぎるんだよ
僕のカレーが
カレーを作ったんだ
君に喜んでもらいたくて
言ってみる
幸せなときはね
声に出すんだ
あー幸せって
大きな声で
みんなに聞こえるように
じゃなくて
自分がわかるように
自分が幸せなことを
だって
そうしないと
わからないから
気づかないから
鈍感
そんな僕らだから
でも大丈夫
僕らは幸せだから
確かめたくて
気づきたくて
感じてみたくて
幸せに
それが
幸せだから
大きな声で
言ってみよう
君が幸せであるならば
きっとまわりの人たちも幸せになる
そういう決まりなのさ
幸せにね
ワタリドリ
この湖にいいる鳥は
ワタリドリ
寒い冬をこすために
ここにやってきた
彼らは
毎年ここで冬をこす
此処の住人
ワタリドリ
彼らは
外国人
そんなこと関係ない
この湖の住人
この景色の
一部
国境なんてない
関係ない
そんな暮らし
皆ができるといい
バラの花
100万本のバラの花を
そんな歌があったっけ
自分のすべてを投げ出して
真赤なバラでうあたり一面埋め尽くす
誰かのために
真っ赤な真っ赤なバラの海
そんな誰かは幸せか
それは僕にはわからない
わかることは
ただひとつ
幸せなのは
すべてを投げ出した自分
誰かのために
すべてを投げ出した自分
きっとそう
無一文になってもいい
誰かのためにできること
それができることは幸せだ
理屈なんかじゃない
自分に素直に
そんな人生送りたい
誰かのために送りたい