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今日のお昼

何食べようかな

 

ラーメン

カツ丼

マーボー豆腐

チャーハン

ハンバーグ

 

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いいよね

 

今日はちょっと奮発して

とんかつ

 

いいね

いいよね

 

今日の晩ごはん

何食べようかな

 

晩酌はビール

いやチューハイ

いやいやスパークリングワイン

いやいやいや酎ハイ

赤ワイン 日本酒 サングリア

 

いいね

いいよね

 

晩酌に合うつまみ

お刺し身かな

 

次の日の朝食

何食べようかな

 

僕の毎日

僕の一生

 

いいね

いいよね

 

幸せだね

そんな一日

 

こんな天気のいい日に

家の中で詩を書いているなんて

素敵じゃないか

 

そんなこと思ったら

コーヒーでも飲みたくなって

ごくんと口に含む

 

飲んでいるのは確かにコーヒーだけど

きっと違う

時間

 

今という瞬間を確認している

そんな僕は

なんだか楽しくなってきて

 

外に出て大声で叫びたくなって

ベランダに出て

言ってみた

 

おーいおーい

なんてことはしないけど

ココロの中で僕のココロをノックした

 

そんな素敵な日が

そんな素敵な時間が

いつまでも続くといいな

 

そんな一日だった

天国

 

富士山は

なぜあんなにも美しいのか

 

思わず見つけると

なぜか手を合わす

 

神々しさ

霊峰と呼ぶ意味がわかる

 

僕らの世界には

素晴らしいものが存在する

 

そんなものに囲まれている僕ら

それを幸せと言わずなんという

 

だからこの世は素晴らしい

この世なんてないあの世なんてない

 

だってここが天国だから

そういった人がいた

 

僕らは天国に生きている

新しい年

 

お正月の海岸沿い

青空のもと

ポカポカ陽気

海が輝き

そこを歩く人々の笑顔

 

幸せが

あそこにも

ここにも

いたるところで

賑わってる

 

海に浮かぶサーファー

江ノ電から海を見る人

犬を連れて散歩する人

はしゃぐ子供

はしゃぐでもない大人

 

江ノ島に渡り

参道にある喫茶店

店に入ったら

客は一組だけ

ラーメンとオムライスを頼む

 

驚いた

とびきりの美味しさ

そして

なにか懐かしい

幸せな瞬間

 

今年もいいことがありそうだ

いいことをいいことと感じるか

気づくか気づかないか

自分次第

そう思ったら笑っちゃった

 

素敵な一年になるといい

きっとなると思う

だって自分次第だから

君にとっても

そんな一年になりますように

ひざ小僧

 

お風呂に入っていて気がついた

ひざ小僧

毛が生えていない

 

スネやモモにある毛が

ひざ小僧

ここはまばらでちょこっとだけ

 

思い出した

ひざ小僧

何回も何十回もすりむいた

 

転んだり滑ったり

ひざ小僧

アスファルトでこすられて

 

血が出てかさぶた

ひざ小僧

いつの間にか治っていた

 

誰が直してくれたのだろう

ひざ小僧

いつの間にか元通り

 

確かに毛はないけど

ひざ小僧

皮膚はピカピカのつるつる

 

僕の体は僕のものであって僕だけのものではない

ひざ小僧

そんなことを教えてくれた

 

いつでも直してもらえる

そんな安心感

僕の体は誰のものなのだろう

 

眠い

 

眠い

眠い

 

ものすごく

眠い

 

気持ちよくて

楽しくて

 

このまま

このままいたい

 

だって

気持ちいいんだもの

 

温かくて

ふかふかしてて

 

あれ

なにかに似てる

 

でも思い出せない

なんだろう

 

一生懸命考える

すると

 

うつらうつらしてきて

眠い

 

ものすごく

眠い

 

夢を見る

夢を見ているのは僕なのか

 

その僕を見ているのが僕なのか

わからない

 

わからないけど

眠い

 

ものすごく

眠いんだ