毎日

 

お酒を毎日飲んでいたら

それが僕の日常になって

酔ってるんだか

酔っていないんだか

よくわからなくて

だったら何で飲むのかな

そう思って

飲まないでいたら

時間がとてつもなく長くて

何をしたらいいかわからないくらい長くて

僕はいつもいつも

ワープしていたことを知った

行く先はアンドロメダイスカンダル

そんなことないのにね

ワープなんかする理由もないのにね

おかしくなって

思いっきり笑っちゃったけど

元の時間には帰れなかったから

さて

どこを目指そうか

そんなことを思って

ここ

ここにいいる

ここにいいたい

そんなことに気づいたから

おかしくなって

大きな声で泣き出しちゃったよ

おかしいよね

色鉛筆いろいろ

 

色鉛筆いろいろ

 

いろいろな色があって

 

いろいろな絵が描けて

 

きれいな花や

 

美しい海

 

ちょっとこわい昆虫

 

動物だって描ける

 

色鉛筆いろいろ

 

何を描こう

 

なんだって描ける

 

まるで僕のようだ

 

なんだってできる

 

なのに何もしない

 

だから絵を描こう

 

色鉛筆いろいろ

 

僕のようだ

手を取り合って

 

地球って丸い

まんまる

 

なのに大地

どこまでも真っ平ら

 

不思議

不思議

 

不思議を通り越して

こわい

 

だから

僕は大きな木

 

いつもしがみついてる

落っこちないようにしてる

 

みんな

みんな大丈夫なの

 

落っこちちゃうよ

きをつけてよ

 

しっかり掴まなきゃ

ギュッと握らなきゃ

 

僕の手

しっかりつかまって

 

いますぐ

助けてあげる

 

こうして詩を書いていると

いつの間にか僕はその中にいて

あんなことやこんなことや

どんなことだってできるようになって

そんなことはなくて

ただただ自然とひとつになって

心地よかったから

このままこの中に居続けようかな

そんなこと思ってたら

おーい、おーい

誰かが呼ぶ声がして

気のせいだと思って知らんぷりしてたけど

おーい、おーい

またそんな声が聞こえるものだから

おーい、おーい

振り向いたら

誰だかわからないけど僕を呼んでいるようだったので

なんだーい

そう声をかけてみたら

いくよー、早くおいでー

そんな懐かしい声が聞こえてきたから

僕はいつの間にか走り出していて

僕はいつもの道を空を見ながら泣いていた

レモン

 

レモン

ガブッと噛んだら

僕は空にいた

 

空から見る地上の景色は

それはそれはきれいで

あんなに嫌だったあの場所が

 

とても尊く見えて

なんだかな

何で気がつかないのかな

 

そんなこと思って

もう一度レモン

ガブッと噛んだら

 

僕はベッドの上で泣いていた

ただただ部屋の天井を見て

泣いていた

お正月

 

お正月

もう何回むかえたのだろうか

 

凧を上げたり

福笑いをしたり

 

TV番組

ずっと見て

 

毎日がお正月

だったらいいのに

 

だって

幸せじゃん

 

そんなことすら

気がつかない

 

鈍感

だから幸せ

 

そんなこと

知った