アリ

アリがいた
ブドウの房にくっついていた
このアリは
小さいあり
どこからやって来たのだろう
何をしていたのだろう
甘い甘いブドウの実
いっぱい食べて元気になって
また新しい場所で走り出すのかもしれない
アリ
アリ
アリ
ブドウの房にくっついていた
小さなアリ

空気

大きな葉っぱ
緑色で
僕の顔より大きくて
その葉っぱ全面で
彼らは呼吸をしている
太陽の陽を浴び続けている
僕らは
なぜこんなカッコをしているのだろうか
それに
洋服までまとって
バカじゃないの
きっとみんなからそう思われてる
笑われている
時折葉っぱが揺れている
きっと大笑いしているのさ

美しい


なぜ水が天からふってくる

なぜ電気が空からふってくる
僕らの世界は
不思議なことばかり
でもそのすべてが
美しいのはなぜだろう
僕らは
そんな世界に似つかわしい存在なのだろうか
僕らは
僕らは美しいのだろうか