幸せだった


山菜狩りに行きましょう
山は静かで凛として
多くの魂あふれていて
生に接して元気になる
彼女はそれをわかっていて
僕を連れ出ししたり顔

海水浴に行きましょう
海は青くて輝いて
波がざわめき生きていて
風が強さを運んでくる
彼女はそれも知っていて
僕を海に突き落とす

彼女はなんでも知っていて
僕を元気にしてくれて
僕を上手に運転して
僕に勇気をあたえてくれる

僕はそんな彼女が大好きで
大好きだけど素知らぬ顔で
しょうがないなと出かけては
今日も一日充実して
疲れた心が癒されて
ああ疲れたと言ってみる

そんな毎日が当たり前で
そんな毎日がいつものことで
それが大事なことだと忘れていて
それでも忘れていることが幸せで
それが自然と気づかなくて
気づいた時には終わっていた

そんな僕らは幸せで
誰よりも幸せで
僕は幸せだった