苦しみはなぜ


苦しくて
苦しくて
目がさめると
僕の手が
僕の首を
しめていた

どおりで
苦しいはずだ
僕は
苦しくて
苦しくて
どうしたらいいのだろう

そう思っていたのだけど
苦しめていたのは
僕だった
僕自身が
僕の手で
僕を苦しめていた

苦しいのは
誰かのせいではない

僕自身のせい
そういうこと
それがわかった

だから
僕は
喜ぶことにした
何にでも喜ぶ
いつも笑っている
大きな声で笑うことにした

けっして
笑わされるんじゃない
誰かに
喜ばされたり
笑わされたり
待つんじゃない


僕自身が
僕の意思で
笑うんだ
大きな声で笑うんだ
それが僕にはできるのだから

喜ぼう
笑おう
大きな声で
大笑いしよう
僕にはできるのだから