新しい朝が来た
昨日までの僕は
もうここにはいない
思い返せば
辛いことや
悲しいことがあると
眠ることで
新しい朝を迎えることで
これまで生きてきた
つまりだ
僕は
逃げてきたんだ
いつもいつも
逃げては
何やら理由をつけて
眠って
忘れて
新しい朝を迎えることで
自分で自分をごまかして
さも
正しいことのように偽って
生きてきた
こんな生き方
正しいのかい
そんな風に
思うと
僕は
壊れてしまうから
だから
僕は
ずっと
そう
ずっと
ごまかしてきた
でも
もう
終わりだ
わかったんだ
僕には
何もできない
ただの
輩
だから
旅に出る
さよなら
さよなら