丸くて
穴が空いていて
甘くて
美味しくて
シマシマで
浮き輪みたいで
君は
どう食べる?
僕は
一枚一枚
年輪みたいな
層を剥がして食べる
だって
カワイイじゃないか
僕は
バームクーヘンのようになりたい
一枚ずつ
知恵をつけて
おとなになって
大きな木になって
年輪を刻んで
その思い出を
一枚ずつ刻んで
一枚ずつ食べていく
君も一緒に
刻んでくれないか
君も一緒に
食べてくれないか
僕の