大きな木
たくさんの緑の葉をつけ
風にたなびき揺れている
サラサラサラ
大きく広がった枝葉は
夏の太陽の眩しさや暑さから僕を解放し
居心地の良い時間をあたえてくれる
サラサラサラ
木は僕を包み込むように枝葉を広げている
僕を抱きしめるかのように
僕を受け入れるかのように
この木の名前はなんだろう
なんの木なのか僕は知らない
木にも性別はあるのだろうか
男性なのか 女性なのか
大きな木は僕を抱きしめてくれる
その圧倒的な包容力で
僕を勇気づけ
僕を励まし
僕を慰めてくれる
この木は夏の日も冬の日も
時には嵐の日にも
力をみなぎらせてここに存在してきた
そして枝葉を大きく広げ
いま僕を救ってくれている
君の圧倒的な生命力が
僕を導いてくれる
大きな木