僕は僕であって僕ではなくて
いつも僕でありたいと思うけど
そんな僕にはなれなくて
じゃあどんな僕になりたいかというと
そんな僕も僕にはわかっていなくて
それでも僕は僕になりたかった

そのまんまの僕
あるがままの僕
おのずからの僕
僕はそんな僕になりたかった
なりたくてしょうがなかった

でも
人の目を気にして
あの人のようにとか
こう思われたいとか
全然おのずからの僕じゃなくて

自信を持てない僕がいた
でもあるとき
詩と出会った
そうしたら
そんな僕も僕だということがわかった

それに
そんなことに気づいた僕に
すごいじゃん
褒めたい気分になった
だって知らない人たくさん

装い続ける人生
嘘ついてばかりの人生
自分ばかりの人生
そんなの僕じゃない
僕の人生じゃない

それに気づいてよかった
だから
ありがとう
僕は詩に言うんだ
僕を僕にしてくれた詩に

ありがとうって