太陽


寒い季節
朝起きて窓の前に立ち
晴れ渡った空を見て安心する
すると
太陽の陽が
徐々に僕を温めていき
僕の心にも何かワクワクするものが芽生えてくる
そんなことに気づいた

太陽は不思議だ
ものすごく遠くにあって
真っ暗な空気もない宇宙で
ただひたすら燃え続けている
そんな太陽が
このちっぽけな僕を温め
何だかわからないけれど
力を与えてくれている

思えば
僕の側にはいつも太陽がいた
祭りの日や運動会
みんなで行った海水浴
初めてスキーをした時だって
冷たい雪山にだって太陽はいた
僕を温め続け
僕に何かを与え続けた

それなのに僕らは
紫外線は体に悪いとか
眩しいとか
晴れてくれなきゃ洗濯物が乾かないとか
そんなことばっか言って
気づかない
太陽の大切さ
太陽の素晴らしさに

だから気づけないんだ
僕の大切なあの人に

気づくことから始めよう
すべてのことに
僕も太陽みたいになれるように
普段は気づかれないけど
誰かにとってなくてはならないもの
そんな存在に
僕や僕らもなろう
僕らのお手本は
いつも空の上にいる