運と実力


運と実力
両方を兼ね備えているものが
成功する

運はわかる
その時々の
ラッキーアンラッキー

もちろん
それを呼び込む
呼び込めない

それも実力
かもしれない
でも一番の疑問は

実力って誰が決めるの
実力があるものは
必ず成功するの?

実力を実力と評価されないと
その実力は実力にはならない
つまり実力は自分だけのものではない

ということは
運も実力も一緒
結局は他人頼み?

それは違う
運も実力も
自分が作るしかない

しかし自分だけでは
決められない
それも事実

なぜか
僕らはこの世界を生きているから
他人を必要としているから

もっと言えば
僕らが言っている成功とは
他人に認めてもらうことだから

自分の成功を自分が認めることを
僕らは成功とは呼んでいない
なんでだろう

他人に決めてもらうことではない
自分は自分でしか決められないのに
それが大事なことなのに

こんな簡単なこと
なぜみんなわからないのだろう
なぜ僕はわからないのだろう

強さ
幸せ
生きる

もっともっと
考え
思い

僕の人生は僕だけのもの
僕の成功は僕が決めるもの
僕の成功は僕だけのもの

 

ぶどう


ぶどうの季節らしい
大きいの小さいの
黒にむらさき黄緑もある
丸く可憐な玉のよう
みんなで房を構成する

どうしてこんな形なの
僕らが食べやすいようになの
玉は皮に守られて
奥には大切なタネがある
しっとり守られ生きている

ぶどうを口にほうばると
ぽっこりほっぺが膨らんで
幸せ香りが立ち上り
幸せ瞬間訪れる
タネを放り出し笑い出す

どうしてこんなにたくさんなの
玉は一つでいいじゃない
なんでみんなで織り成すの
そうなるのには理由があるなら
僕にも教えてくれないか

僕はどうしてこんな形なの
僕はどうしてこんな顔なの
僕はどうして眉毛が太いの
僕はどうして生きているの
僕にも教えてくれないか

ぶどうはぶどうの生き方が
僕には僕の生き方が
あるからこうして生きている
ぶどうの素敵な人生は
何を感じているのだろう

甘く酸っぱく僕らを喜ばせ
時にはジャムにも変身し
赤や白のワインにもなる
そんな素敵なぶどう達
僕も君みたいになりたいな

人を喜び笑わせて
幸せ運び知らん顔
時には酔わせて励まして
僕らを励まし応援し
大切なタネを育てている

そんなぶどうになりたいな
僕もぶどうになりたいな
僕は僕になりたいな
大切なものを育てている
僕もぶどうになりたいな
 

こころ


損と得
どちらがいい

損したい人なんていない
みんな得したい

けど
得するのが目的の人いっぱい

お金のことだけじゃない
することすべて

サッカー勝ったから
今日はハロウイーンだから

騒がなきゃ
みんなやってるから

僕もやらなきゃ
損だから

写真撮らなきゃ
みんなに送らなきゃ

僕は充実しているから
みんなよりも充実しているから

みんなに知ってもらわなきゃ
損だから

じゃあそれで君は得してるのかい
それが君の得なのかい

違うんだ
損得じゃないんだ

僕らは得するために生きているのではない
僕らは損したくないから生きているのでもない

もっと考えよう
もっとしたいことがあるはずだ

こころ
こころで考えるんだ

それが一番大事なんだ
それが僕が僕であると言うことだから
 

気づくのは僕ら


今日もテレビや新聞で
誰の責任あいつの責任
わいのわいのと叫んでいる

あーすればよかった
こーすればよかった
なぜこうしないのか

したり顔で叫んでいる
当たり前を当たり前だと
わいのわいのと叫んでいる

無邪気に叫ぶ彼や彼ら
ほっておけばいいじゃない
それなのに

あー言われないように
こー言われないように
優先させるみんながいる

ほんとはもっとすべきこと
自分で考え貫くこと
自信を持ってすればいい

間違ったならごめんなさい
次は頑張る見ていろと
一生懸命やればいい

それでも間違いあってはならないと
無邪気に叫ぶ彼や彼ら
言うだけいって知らん顔

そんな奴らはほっといて
そんな奴らを信じずに
自分を信じるそれが大事

それが自分を強くする
それが世の中強くする
みんな知ってることなのに

知っててできない僕や僕ら
気づくことから始めよう
僕らが僕らであるために

 

あの目


曇天の日
分厚い雲の隙間から何かが見えた
確かに見えた

空ではない
陽でもない
もちろん星でもない

誰かが見ていた
こちらを見ていた
僕らを見ていた

何を見ているのだろう
興味深そうに
じっとこっちを見ている

懐かしそうに
慈しむように
例えようのない優しい目だった

どこかで見たことがあるな
そう思ったけど
そんなことはすぐに忘れてしまって

あの目の正体を知りたくなって
見てみたくて
いてもたってもいられなくなって

僕は外に駆け出した
雲の隙間を探したけれど
あの目はもうどこにもいなくなっていて

残念な気持ちでいっぱいになって
家に帰って鏡を見たら
あの目がいた

僕は何を探していたのだろう
あの慈しむような目
僕は誰なのだろう

そう思っていたら笑っちゃった
だから僕を探していたんだ
それに気づいたから
 
 

訓練


僕はね
君のためだったら何でもするよ
今までは口ばっかりだったけど
本当さ
そのために3年間も一人でいたんだ

これは訓練だったんだ
仕事の訓練ではないよ
僕のため
僕が生きるため
君のために生きるための訓練だったんだ

僕は分かっていなかった
僕は僕だから
すべて僕のためだった
僕は僕のためだけに存在しているのじゃないのに
わからなかったんだ

僕は分かったから
僕がなぜ存在しているのか
僕がなぜ生きているのか
君のため
それが分かったから

僕は何だってするし何だってできる
だから安心して
大丈夫だから
僕は君が幸せになるために
生まれてきたんだから

なんでわからなかったんだろう
こんな大切で
こんな簡単なこと
僕が僕であるために
僕が僕でいるために
 

満たされていた


昨日死ぬ夢を見た
もう少しで死ぬ
その時に目が覚めた

あのあと僕は
どうなっていたのだろう
起きてしまったことに少し後悔をしたけど

いつかはわかること
ただそれだけのこと
その日が来ればわかること

それより
死ぬときの僕の周りには人がいた
誰だかはっきりわからなかったが家族だった

それが嬉しかった
僕の生きていた証だから
僕の心は満たされていたから

そして今まで
そんなこと考えていなかった自分を悔やんだ
バカだなーと思った

でもわかったから
よかったな
そんなふうに思った