2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

sayonara

新しい朝が来た昨日までの僕はもうここにはいない思い返せば辛いことや悲しいことがあると眠ることで新しい朝を迎えることでこれまで生きてきたつまりだ僕は逃げてきたんだいつもいつも逃げては何やら理由をつけて眠って忘れて新しい朝を迎えることで自分で…

裸の僕

今日デパートのエスカレーターに乗っていたら横に大きな鏡があってそこには猫背のさえない男の姿があったそれは僕で恥ずかしくてとにかく恥ずかしくてどこかに消えてなくなりたかっただってさえない本当にさえない男だったから家に帰り鏡を見直すと昼間見た…

僕ら

寒いね寒いよ雪が降っている今日も積もるかな積もるよそうしたらみんなで足跡を残そう新雪にそれが僕らの証だから寒いね寒いよ僕のこと温めてほしいだって僕はずっとひとり手をつなぎ温め合う息を吹きかけよう寒いね寒いよでもね本当は心僕の心が寒いの温め…

人生

僕はね寝ている時が一番幸せなんだとっても充実していて嬉しくて楽しくてとにかく素敵な時間なんだよだから今日も早い時間から寝ちゃうんだだっていいじゃん幸せなんだものこんな時間昼間は得られないのだものかわいそうな僕寝てる時も生きている時だけど寝…

似合うかい

ありがとうこの服僕に似合うかな若過ぎないかいちょっと派手じゃないかいいいのかな僕は白髪頭のおじさんだよちょっと若者向けじゃないのかい恥ずかしいよだいじょうぶ彼女は言うだけどねほんとかい僕には似合わないよもっと普通でいいからあれ彼女が怒り出…

最高の人生

僕はドジでマヌケで何をやってもうまくいかなくてなんでこうなんだろうっていつも思うけどそう思っていても良くなるわけではなくてそんな僕は僕自身を諦めていた今日もいつものように運がなくて運が悪くて考えられないようなドジをして恥ずかしくて悔しくて…

最高のふたり

僕と彼女は雪に手を突っ込み冷たいとても冷たい雪の中で手を握り合った冷たくて暖かくて幸せで僕はどうにかなっちゃいそうでこんな二人はなぜだか手を離さなければならないそんな時がやってきて二人は離れ離れになったけどぼくは彼女が好きで大好きでもう一…

苦しみはなぜ

苦しくて苦しくて目がさめると僕の手が僕の首をしめていたどおりで苦しいはずだ僕は苦しくて苦しくてどうしたらいいのだろうそう思っていたのだけど苦しめていたのは僕だった僕自身が僕の手で僕を苦しめていた苦しいのは誰かのせいではない僕僕自身のせいそ…

ブランド豚

僕は一匹の豚だった生まれたての僕は母豚のおっぱいを一生懸命飲んで横には兄弟だろうか全部で5匹くらいいて周りに目をやると人間が僕らをみつめていて笑っていてかわいいとかなんとか言っていて元気に育てよそんな声も聞こえていた人間は僕らを大切に育て…

なんでだろう

なんでだろういつも思うなんでだろう不思議なこと多すぎるそれでも世の中は何もなかったかのように時を進めるなんでだろうなんで僕はこんなについてないのかなそんなこと思うけどそんなこと思う人は幾千万もいて僕はその一人に過ぎない僕は僕であり続けるた…

望み

失望絶望希望欲望願望君はどの言葉が好きだいすべて僕らの中にある言葉たちそして僕らを苦しめまた生きるために存在するこれらの言葉たち僕らの頭の中腹の中心の中ぐるぐるぐるぐる回っては僕らを笑い蔑んでいる言葉たちでも僕は知っている彼らを発明したの…

美しいもの 輝き その身体

海を見ていたらマグロの群れに遭遇してああイカを入れなきゃ漁師でもないのにそんなことを思って船の上で思いを馳せたらなぜか僕はマグロになっていて黒い深い海の中を銀色に染め上げて疾走していた僕の体は美しい研ぎ澄まされている氷のように削り出された…

探し物はなんですか

探し物はなんですか見つけにくいものですか探しているのは誰ですか見つけたいと思ってますか探して一体どうするのですか見つけたら一体どうなるというのですか探し物なんてない見つけたいものなんてない探すものが見つからない見つけたいものがわからない僕…

雪だるま

雪だるまに目をつける木の枝でまっすぐな目そんなのおかしいわよ彼女は付け直す笑った目でも最終的に決まったのはまん丸の目なんで笑ったほうがいいじゃない彼女は言う笑うと目の前のものが見えなくなるちゃんと自分の目で見せてあげなきゃそして笑いたけれ…

光り輝く僕ら

光る海光り輝く海見ていたら僕は海の輝きをすくいたくなり実際すくって頭からかけてみたもう一杯ぼくは光輝く海をすくってみて近くの光り輝く山にかけてみたすごいなんて凄いんだろうこの海の輝きこの山の輝き僕は彼らの雄大さたたずむ姿圧倒されるだけ僕も…

ぼくは楽しい

デパートに行くと暇そうな店員がたくさんいた食堂に入ると忙しそうに店員が働いていた駐車場に入ろうとすると寒い中 外で案内している人がいた役所に行くと職員がいっぱいいた工事現場には汗まみれの男たちがいたテレビでは楽しそうに喋っているだけの人がい…

綿菓子

目がさめると僕は羊になっていてメエメエとただ泣くだけで惨めだった僕は手足を縛られ毛をむしり取られ丸裸にされてしまったなんでそんなことするの聞いたらおしゃれのためそう言われた僕はまた目がさめて夢だったのかと安心したら枕の横に真っ白なセーター…

抱きしめたい

一本道まわりに木々が立ち尽くしどこまでも続くその道はまるで僕をどこかに連れて行こうとしているようで怖かったけど身を委ねてみると気持ちいいことがわかり僕はどこまでもどこまでも走り続けたいったいどこまで続くのだろうそんな風に思っていたらやがて…

彼女

ねえそこの彼女僕は君のこと好きなんだ知ってるだろねえそこの彼女君は僕のこと知らないよねどこの誰だかねえそこの彼女僕はそれでいいんだそれで十分君を見ているだけで幸せになるんだものねえそこの彼女今日の君はいつもと違うさっきまで泣いていただろね…

またね

あのさ僕はね君のことがなぜだか好きで大好きで頭の中も胸の中も変な気持ちになるあのさ君は僕のことどう思っているのかなもしも君が僕のこと好きだったら僕はもう死んでもいいやあのさこんな気持ちはじめてこんな感じはじめてどうして君は僕のことこんな風…

それでいい

目が覚めたら隣に絶望がいた眠れずに朝まで悩み続けるそんなこともなくぐっすりと眠り朝起きたら隣に絶望がいたどこかにいってよ聞いてくれやしない僕は思う生きていてもしょうがないとだけどそう思ったからといって何ができるわけでもない僕は絶望とともに…

うそつき

僕は知らない何も知らない空はなぜ青いのか海はなぜあるのか風はなぜ吹くのか僕は知らない何も知らない僕は誰なのか君は誰なのか僕らはどこから来たのか僕は知らない何も知らないなぜ生きているのかなぜ爪や髪は伸びるのかなぜ涙が出るのか僕は知らない何も…

僕のヒーロー

彼女は僕のヒーローだヒロインじゃないヒーローだなんでかって彼女はとにかくすごいんだみんなから注目の的ほんとすごいんだよ誰も彼女にかないやしないスーパーマンだ(スーパーガールではない)そんな彼女が僕の彼女で僕は誇らしくてだけど誰にも言えなく…

舞い散る

吹雪の中歩いているとどこからか一筋の光が差し込みそれはそれはこの世のものとは思えない光の結晶があたり一面に舞い踊る様が目の前に広がり僕はその中に溶け込み一緒になって吹雪となってあたり一面に舞い散って素敵な素晴らしい景色と一緒になったそれは…

美しさ

雪が降ってくると思う雪は何色なのだろう雪は白いでも実は青い雪は僕らの心を映す心の中まで映し出すそして溶ける雪は雪の結晶はこの世の奇跡この世の美しさ僕らは雪に溶けて雪と一緒に空を舞う舞い散る雪は僕らであり僕らの希望そんな雪は僕らの心僕らのす…

導火線に火をつけろ

僕の心の導火線誰か火をつけてくれませんかわかりにくいかもしれないけどいつもは隠してあるんだけど一度火をつけたら誰にも止められない僕の心の導火線一度火をつけたらそれで終わり僕の心は破裂して宇宙ニナル バンってライターなんかじゃダメマッチでもダ…

大好きな彼女

彼女が笑うとなんだか空気が暖かくなっていい香りがする彼女は女神天使それとも菩薩様?なんでだろう彼女と話すと気持ちが安らぐ彼女は素敵で美しくて白くて優しくて凛としていて僕は好きだだって彼女は僕らの世界を変えてしまう力を持っているもしかすると…

輝き

あのムービースターいったい何処に行ってしまったのだろう輝いて圧倒的な輝きを放ってでもそんなとこ見せようともしないで自然で全く普通で自ずから生きていて僕らを僕らの心をとらえてしまったあのムービースター彼女は気づいてしまったのかもしれない自分…

永遠の二人

彼女は蜘蛛だいつも僕を罠に嵌める動けなくなった僕を見てばかねって言ってやってくるそして僕を食べる美味しそうにほんと美味しそうにそれが僕には嬉しくてほんと嬉しくて彼女に食われる こんな僕らは退廃的でいけないことでそんなことばっかりしてたからや…

バスに乗って

バスの中君は眠ってしまった僕は君に触りたくて触ってしまおうか思ったけどバスの中僕は外の景色より君に夢中君の寝顔をみているとなんだかバスの中いつの間にか僕も寝てしまった君と一緒まどろみの中バスの中僕らはどこまでも一緒二人だけの誰からも邪魔さ…